現代日本のHTLV-1感染状況

HTLV-1の感染状況

 

1990年に行われた疫学調査では、HTLV-1感染によるキャリア(HTLV-1感染者)は
全国で120万人にのぼるとの報告がされています。
また、そのうちの60万人が九州の人であったとも報告されています。

 

1999年のHTLV国際学会では世界で220万人と発表されました。
しかし別の国の研究機関は、すでに世界には2000万人のHTLV-1キャリアがいるとも言っており、その説はさまざまのようです。

 

やはり、HTLV-1キャリアの多い地域ほどHTLV-1関連脊髄症(HAM)、
成人T細胞白血病(ATL)、HTLV-1関連ブドウ膜炎(HU)の発症率は高くなります。
1997年に行われたATL全国調査では800人程のが発症しているとの報告がされていましたが、2000年以降の統計ではATLで1000人を超える方が毎年亡くなっているそうです。
つまり発症者数は増加傾向にある、ということがいえます。

 

発症のタイミングですが、先ほども述べましたとおり、
HTLV-1キャリア(感染者)のほとんどの方は発症しません。
ごく稀に発病する場合でもATLでは感染から数十年かかる、とされています。
また、発症する人のほとんどが母乳からの母子感染のキャリアで40歳以降に発症するといわれています。

 

HTLV-1関連脊髄症(HAM)の発症時年齢は45~54歳が中心ですが、
15歳以下や65歳以上で稀に発症することがあります。

 

>>成人T細胞白血病について詳しくみる